日進月歩 ~お酒と競馬を極めに~

一人の男の趣味を極めんとする歴史。一緒に勉強して頂ける人がいると嬉しいです。お酒と競馬以外の事もしゃべりますよ?

モンジャール ミュニュレ グラン エシェゾー 2013 ☆90

今回紹介するのは2年前に飲んだワインです。私がワインにハマるきっかけとなった物になります。

2年前の夏。20歳になったばかりでアルコールが解禁されました。当然ながら未成年時代もある程度は飲んでいましたが、表立って飲めるようになった事で「旨い酒を飲んでみたい!」と思うようになりました。ビールののどごしもワインの美味しさもわからず、それでも非常に高値で取引されるものがあるという事を知った当時の私。夏のボーナスに合わせて、少し高価なお酒を買うことにしました。そのうちの一つがこのワイン。

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モンジャール ミュニュレ グラン エシェゾー 2013

通販の段ボール等で少しお見苦しいですが、こちら。

「モンジャール ミュニュレ グラン エシェゾー グラン・クリュ 2013」

になります。エシェゾーという名を聞いたことがある方も結構いらっしゃるでしょうか。ロマネ・コンティ社も所有している畑であり、非常に質の高い葡萄を作ります。ブルゴーニュ地方のワインには5大シャトーのように格付けがありますが、これはその格付けの最上級「グラン・クリュ」に当たります。格付け自体は畑にされていて、「グラン・エシェゾー」というグラン・クリュの畑から作られた葡萄で作られたワインという事です。750mlで23000円とかだったと思います。私にとっては非常に高価な代物でした。

しかしながらその価値はありました。冷蔵庫にしばらく置いて後に取り出し、1時間ほど常温で放置したのち抜栓してすぐ試飲。最初は衝撃でした。なんだこれはと。ワインというよりは非常に濃縮された葡萄ジュースのようだったと覚えています。濃厚な果実味。全く渋さを感じさせない甘味。友人3人くらいと飲んでいましたが全員口を揃えて旨い旨いというばかりでした。そして30分位他のお酒を飲んでまた口にした所、味わいが変化していたのです。渋さが少し表れ始め、ワインとしての本領を発揮し始めたといった所でしょうか。しかしやはり先程の甘味とのバランスがしっかりとれていてまた違った一面を知ることが出来ました。

惜しむらくはその時の私には色や香りを楽しむ余裕が無かったという所ですね。あれから2年経ちましたがこの1本を超えるワインにはまだ出会っていません。そこまで数を飲んだわけではありませんが。点数は90点です。恐らくこのワインを超える物はまだまだあるはずです。その期待を込めて。